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#211 Instagramから新・動画編集アプリ「Edits」リリース!

デジタルメディア情報 2025.03.10

 

みなさんこんにちは!

JOETSUデジタルコミュニケーションズの柴山です。

 

米国のMeta社が運営するInstagramから、

2025年3月31日に、動画編集アプリ「Edits」がリリースされると発表がありました。

この記事では、Editsの特長と活用方法についてご紹介いたします。

 

 

Editsの誕生の背景

最近Instagramは、他のSNSを意識したアップデートを続けています。

プロフィール画面で表示される画像を長方形に変更したことや、

リール動画の投稿時間を最大3分まで延長したことはTikTokを意識していると考えられます。

他にも、ThreadsはX(旧Twitter)に似た、テキスト中心のSNSとして登場しました。

▼Threadsについての詳細はこちら▼

https://www.joetsu-dc.com/blog/digitalmedia/20230807-threads/

 

こうした流れの中で発表されたEditsのリリースは、

米国内でのTikTok利用制限の影響が大きいと考えられます。

TikTokを運営するByteDanceが開発した動画編集アプリCap Cutは多くの人に

利用されていますが、Instagramはこの機会にCap Cutに対抗するアプリを開発することで、

ユーザーを獲得し、クリエイターの囲い込みを狙っているのかもしれません。

▼TikTok禁止法についての詳細はこちら▼

https://www.joetsu-dc.com/blog/digitalmedia/20240930-tiktok-news/

 

(App Store:https://apps.apple.com/us/app/edits-an-instagram-app/id673896737

 

 

Editsの特長

Editsはスマートフォンでショートムービーを作成する人向けの無料アプリとして設計されています。

Editsの機能や特長を詳しくご紹介します。

 

①ウォーターマークが付かない

動画をエクスポートする際、多くの動画編集アプリでは

ウォーターマークと呼ばれるアプリアイコンが自動的に入る仕様になっています。

Cap Cutでは、下の画像のように「Cup Cut」というロゴがデフォルトで入る仕様になっています。

(参考:https://studio.monoist.work/entry/remove-watermark-from-capcut

 

しかし、Editsはウォーターマークが入らないため、個人的な使用やSNSでの投稿など、

さまざまな目的やプラットフォームで投稿しやすいというメリットがあります。

 

②AI活用による作業効率とクオリティの向上

Editsには、AI機能が搭載されています。

AIが動画のテンポに合わせてカットを調整するオートカット、

グリーンスクリーン不要で背景を変更できる背景除去、

動く対象に合わせてエフェクトやテキストを自動配置するオブジェクト追跡などの機能があります。

さらに、字幕生成機能を利用すれば、作業時間の短縮にもつながります。

 

③Instagramとの高い親和性

Editsで作成した動画は、

アプリ内から直接Instagramに投稿することができ、編集後の手間を省くことができます。

また、リールだけでなくストーリーズやフィード投稿など

Instagram内のさまざまなフォーマットに対応可能です。

 

④動画の効果測定が可能

Editsを使用して作成した動画をInstagramに投稿後に、パフォーマンスを

分析する機能も搭載しています。これにより、データにも基づいた改善が可能になり、

次回のコンテンツ制作に活かすことができます。

分析項目は以下のとおりです。

リーチ数:投稿がどれだけのユーザーに表示されたか

エンゲージメント率:いいねやコメント、シェアの数

動画のスキップ:視聴者がどのタイミングで動画を離脱したか

フォロワーと非フォロワーの反応:動画がどの層に視聴されたか

 

これらの他にも、強力な編集機能が用意され、

フレーム単位での編集や、解像度やダイナミックレンジなどの撮影設定、

ズーム機能、多彩なフォント、エフェクト、フィルター、スタンプなども用意されます。

さらに、音声をクリアにするバックグラウンドノイズの除去機能などもあり、

高性能アプリであることが期待されます。

 

 

Editsの活用方法

Editsに関して、SNS運用者向け、企業のマーケティング担当者向けに

お勧めの活用方法をご紹介します。

 

【SNS運用者(例:Instagram・TikTok・YouTube Shorts担当者)向け】

Editsは、InstagramやTikTokの短尺動画を簡単に作成・編集できるため、

SNS運用者にとって強力なツールです。

例えば、新商品のプロモーション動画を作成し、テキスト・BGM・エフェクトを活用して視聴者の

興味を引いたり、リールやストーリーズと直接連携できるため、短時間で投稿・拡散したりできます。

Editsを活用することで、トレンドに合わせたコンテンツを素早く制作し、

フォロワーとのエンゲージメントを強化することが可能です。

 

【企業のマーケティング担当者(例:広告・プロモーション動画制作)】

企業のマーケティング担当者は、

広告・ブランディング動画をスピーディーに制作できるEditsを活用できます。

例えば、期間限定セールの告知動画を作成し、

テンプレートやアニメーションを使って商品情報を強調したり、

スライドショー形式のサービス紹介動画を作成し、SNS広告として展開したりすることも可能です。

Editsによって、低コストで高品質なマーケティング動画を素早く制作・配信し、

ブランド認知度の向上につなげることができます。

 

 

むすびに

今回は、新動画編集アプリ「Edits」の機能や活用方法についてご紹介しました。

Editsは、編集の快適さが上がるだけでなく、AIを活用した機能やパフォーマンス分析機能など、

新技術を取り入れたという観点で大きな反響があると考えられます。

3月31日のリリースが楽しみですね!!

 

JOETSUデジタルコミュニケーションズでは、SNSマーケティングやWebサイト制作など、

お客様の課題に合わせた施策の企画立案から実行、運用改善まで幅広く対応しております。

少しでも気になることがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

 


 

柴山(ニックネーム:まめしば)
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