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#193 YouTubeの投げ銭機能『スーパーチャット(通称:スパチャ)』とは?

デジタルメディア情報 2024.10.07

 

みなさまこんにちは。

JOETSUデジタルコミュニケーションズの岡田です。

 

みなさまは2017年に登場したYouTubeの投げ銭機能「スーパーチャット」をご存知でしょうか?

若年層の間では「スパチャ」として浸透しつつありますが、

まだまだスーパーチャットを知らない、使ったことがないという方も多いのではないでしょうか。

実際に、20歳以上60歳未満の男女を対象にした調査によると、

スーパーチャットの認知率は48.7%、利用率は14%という結果がでています。

参考URL:https://utilly.jp/article/research-20240422/

 

そこで今回は、スーパーチャットの特徴やメリット・デメリット、

活用事例、スーパーチャットをめぐるトラブル、使用上の注意について解説いたします。

 

 

スーパーチャットの概要

スーパーチャットは、

YouTubeのライブ配信中に視聴者が動画クリエイター(以下「クリエイター」)に向けて

有料でメッセージを送ることができる機能です。

 

視聴者は金額に応じてメッセージの色や表示時間を選択でき、

これにより他のコメントよりも目立つようになります。

また、クリエイターはスーパーチャットで受け取った金額の最大70%を収益として得ることができ、

ファンとのエンゲージメントを重視するクリエイターにとって、効果的な収益化手段となっています。

 

【画像①:実際の画面イメージ】

 

 

【画像②:スパチャの価格表】

 

 

スーパーチャットの特徴

1.有料メッセージ
視聴者は一定の金額を支払うことで、特別なメッセージをクリエイターに送ることができます。
メッセージは色付きで表示され、
他のコメントより目立つため、クリエイターの関心を集めることができます。

 

2.表示時間の設定
スーパーチャットの金額に応じて、メッセージが画面に表示される時間が異なります。
高額のスーパーチャットほど、長く表示される仕組みです。

 

3.インタラクティブ性
リアルタイムでのやり取りが可能で、
視聴者がクリエイターに質問やリクエストを送ることができます。
これにより、双方向のコミュニケーションが強化されます。

 

4.ファンとの絆の構築
スーパーチャットを通じて、視聴者はクリエイターに自分のメッセージを届けることができ、
ファンとの絆が深まります。またクリエイターはスーパーチャットを送ったユーザーに対して
特別感を演出することで、より強い支持を得ることができます。

 

5.収益化の手段
クリエイターにとっては、スーパーチャットは重要な収益源となります。
特にライブ配信において、視聴者から直接収入を得る手段として機能します。

 

6.多様な金額設定
スーパーチャットは、視聴者が自由に金額を設定できるため、
様々な経済状況の視聴者が利用しやすくなっています。

 

 

スーパーチャットのメリット

【クリエイター】

収益化の機会:

視聴者が有料でメッセージを送ることで、
クリエイターはリアルタイムで収入を得ることができ、直接的な収益源になります。

 

視聴者との関係構築:
スーパーチャットを通じて視聴者は直接的に
クリエイターにメッセージを送ることができ、これがファンとの距離を縮める要因になります。

 

 

【視聴者】

クリエイターへのアピール力向上:
お金を払ったメッセージは特別な色で表示され、
通常のコメントよりも優先的に目に入るため、クリエイターにアピールしやすくなります。

 

コミュニティの強化:
スーパーチャットを通じてファン同士が意見を交換しやすくなり、
コミュニティの一体感が生まれます。

 

 

スーパーチャットのデメリット

【クリエイター】

収益の不安定性:
スーパーチャットはライブ配信中の一時的な収益源であり、
毎回安定した収益を見込むのは難しい場合があります。

 

不適切な内容のリスク:
スーパーチャットの内容が不適切な場合、
クリエイターの評判に悪影響を及ぼすことがあります。

 

 

【視聴者】

視聴者への負担:
一部の視聴者にとって、
スーパーチャットの利用は経済的な負担となる可能性があります。

 

コメントの質の低下:
スーパーチャットが優先されることで、
一般のコメントが埋もれてしまい、視聴者間の対話が減少する可能性があります。

 

 

活用事例

ゲーム実況:
人気のゲーム実況者は、
スーパーチャットを利用して視聴者の質問にリアルタイムで答えたり、
特定のゲーム内アクションをリクエストされたりすることが多いです。
これにより、視聴者の参加感が高まります。

代表例:
HikakinGames(www.youtube.com/@HikakinGames
カジサックのゲーム部屋(www.youtube.com/@kajisacnoge-mubeya

 

音楽ライブ:
ミュージシャンは、スーパーチャットを通じて視聴者からのリクエスト曲を
受け付けたり、特定のメッセージを紹介したりすることで、ファンとの絆を深めています。

代表例:
鈴木ゆゆうた(www.youtube.com/@yuyutadesu
ハラミちゃん〈harami_piano〉(www.youtube.com/@haramipiano_main

 

Q&Aセッション:
クリエイターが定期的に行うQ&Aライブ配信では、
スーパーチャットを利用して視聴者からの質問を受け付け、
優先的に答えることで収益を上げています。

代表例:
ひろゆき(www.youtube.com/@hirox246
粗品 Official Channel(www.youtube.com/@soshina

 

 

スーパーチャットをめぐるトラブル

スーパーチャットはクリエイターと視聴者の距離を縮める役割を担っています。

その一方で、未成年者が保護者のクレジットカードを勝手に利用し、

高額なスーパーチャットを送るトラブルや、

投げ銭行為がやめられない「投げ銭依存症」なども報告されています。

 

スーパーチャットを利用する際は、

ペアレンタルコントロール(保護者がデバイスの利用を制限すること)や、

クレジットカードの管理を徹底するなどの対策が求められます。

参考URL:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4599/

 

 

スーパーチャットを利用する際の注意点

スーパーチャットは有料のため、視聴者にとって経済的な負担となる場合があります。

視聴者は自分の経済状況に無理のない範囲でスーパーチャットを活用することが求められます。

また、クリエイターは視聴者の経済的負担の配慮をし、

スーパーチャットを過度に要求せず、自然な形で参加を促すことが求められます。

クリエイター・視聴者ともにネットリテラシーを持ったうえで利用しましょう。

 

 

むすびに

今回は、スーパーチャットの特徴や、

スーパーチャットをめぐるトラブル、使用上の注意などについてご紹介しました。

 

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岡田(ニックネーム:アボカド)
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