#189 【2025年卒採用トレンド】学生と企業のSNS利用状況
デジタルメディア情報 2024.09.09
こんにちは。
JOETSUデジタルコミュニケーションズの田部井です。
9月に入り、多くの学生が本格的に就職活動を始めているかと思います。
近年、企業によるSNSの活用が注目されていますが、
採用活動においてはどのような状況なのでしょうか?
今回の記事では、2025年卒採用における学生と企業のSNS利用状況についてご紹介します。
学生と企業のSNS利用状況
引用:株式会社i-plug調べ
2025年卒学生の内(回答数1,031件)、
約6割がSNSを活用して情報収集をしていると回答しています。
SNSは企業情報の採用に関する情報の発信源として有効であるということがうかがえます。
一方、新卒採用を実施する企業(回答数259件)において、
SNS利用率はわずか約3割にとどまっています。
引用:株式会社i-plug調べ
学生のSNSの利用が約6割であったことに対し、
企業ではSNSはそれほど活用されていないといった状況がわかりました。
企業におけるSNS活用ポイント
企業がSNSを導入していない、
または過去にアカウントを作成したものの活用していない理由として、以下の点が考えられます。
・SNS運営に必要な時間や専門知識を持つ人材が不足している
・即効性を期待していたが、効果が見えるまでに期間を要する
・炎上リスクがある
では、採用活動において効果的にSNSを活用するためには、どのようにすればよいのでしょうか。
ここでは、いくつかのポイントを整理します。
①工数を削減するために、発信する情報を絞る。
以下のデータによると、2025年卒学生が選考に進む上で最重要視している項目として
「会社の雰囲気」との回答が最も多いことが分かっています。
学生は、SNSを通じて社員のリアルな日常を垣間見たりすることで、企業との距離感を縮め、
より具体的に入社後の働くイメージを持つことができます。
運用にあたって、必要な人材が足りていない場合は、外部のリソースに頼るという手もあります。
②定期的に更新する
SNS採用は即効性が低いため、短期間で成果を上げるのは難しいかもしれません。
しかし、定期的な投稿や、長期的な戦略を持つことにより、
徐々に効果が現れるのではないでしょうか。
また、企業のブランドイメージを一貫して発信し続けていくことで、
投稿内容に統一感を持たせるだけでなく、
企業の価値観やイメージをより強く印象付けることが可能です。
SNSを戦略的に活用することで、採用活動においても大きな効果を期待できます。
③コンプライアンスの徹底
SNSでの発信内容が法的に問題ないか、また倫理的に適切かを確認し、
炎上リスクを未然に防ぐ必要があります。
著作権やプライバシーに関する問題など、社内のチェック体制を整えることも求められます。
上記のように、企業におけるSNS活用ポイントを整理していくと、SNSは採用だけでなく
ブランディングや認知の施策としても活用できるのではないかと考えられます。
その他の採用アプローチ方法
採用活動において、必ずしもSNSがマストというわけではないようです。
実際、2025年卒学生の半数程度が、
SNSをきっかけに企業の選考を受けた経験があると答えていますが、
残りの半数は他の手段を利用しています。
SNS以外のアプローチ方法として、
採用サイトのリニューアルやオフラインイベントの開催が挙げられます。
採用サイトのリニューアルでは、ユーザビリティを重視したサイト設計により、
ユーザーをエントリーへ促すことが可能です。
また、企業のビジョンや価値観を明確に伝えるコンテンツを充実させることで、
ミスマッチを減らし、求める人材の獲得につながります。
オフラインイベントでは、企業の雰囲気や価値観を学生に直接伝えることができます。
「何が何でも当社も他社のようにSNSを導入しよう」とSNSの活用ありきではなく、
企業の特性やターゲットに応じて、最適な採用戦略を選択することがポイントになります。
むすびに
JOETSUグループでは、マーケティングやWEBサイト、SNSといったデジタル施策から、
インターンシップや説明会といったオフライン施策まで、
様々な角度からお客様の採用活動をご支援しております。
お客様へのヒアリングを行い、最適なアプローチ方法をご提案いたしますので、
ぜひご相談ください。
田部井(ニックネーム:くるくる)