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#167 エイプリルフールにおける企業のSNSマーケティング~バズったX(旧Twitter)投稿~

デジタルメディア情報 2024.04.11

 

こんにちは!

JOETSUデジタルコミュニケーションズの高瀬です。

 

今年の4月1日エイプリルフール、みなさま楽しめましたか?

私はX(旧Twitter)でエイプリルフールならではのユニークな投稿を見て楽しんでいました。

 

エイプリルフールならではのSNS投稿は、

一般ユーザーだけでなく、多くの企業でも商品やサービスの認知拡大のためのマーケティング活動の一環として実践されています。今回の記事では、2024年のバズったSNS投稿を紹介しつつ、エイプリルフール企画の注意点を解説していきます。

 

 

企業はなぜエイプリルフールにおけるSNS投稿に力を入れるのか

エイプリルフールに企業が発信するユーモアがあり親しみやすい投稿は、

普段の投稿以上にユーザーの興味を引くことができます。この投稿に商品やサービスの名称を入れることで、

より自社のことをユーザーに知ってもらうきっかけとなります。

こうした理由から、エイプリルフールにおけるSNS投稿は商品やサービスの認知拡大に

効果的な施策であるため、多くの企業で実践されています。

 

実際にどれくらいの効果が上がるのかを、

4月1日のプッチンプリン公式Xの投稿を例に見ていきましょう。

 

「プッチンプチンのあたま」という名前でプリンのカラメル部分のみを商品化した、という内容です。

認知拡大を計るための指標としてこの投稿のView数を見てみます。

2024年3月の全9投稿の平均View数が約1.8万View(2024年4月3日時点)であるのに対し、4月1日に投稿されたエイプリルフール企画の投稿は130万View(2024年4月3日時点)と約72.2倍の差があります。この数字から、エイプリルフール企画の投稿は通常の投稿より影響力があることがうかがえます。

 

このように、多くの消費者の認知を獲得できる、というのがエイプリルフールにおけるSNS投稿の特徴です。ユーモアのある投稿をすることで消費者とコミュニケーションを取りつつ、ブランドイメージを向上させることができるため多くの企業で実践されています。

 

 

バズった事例紹介

エイプリルフールのSNS投稿は話題性が重要であるため、X(旧Twitter)のような拡散性のあるSNSがよく使われています。

ここからは、2024年4月1日にアップされた、企業のバズったX(旧Twitter)投稿を紹介していきます。

 

・日本郵政株式会社

日本郵政のサービス「ゆうパック」とフェイスパックを掛けた企画です。

本当に存在する商品なんじゃないか、と思わせるようなリアルなクリエイティブがエイプリルフール企画でユーザーの関心を引くポイントになります。

また、投稿内に「ゆうぱっく」「速達」というワードを入れることで、サービスの認知拡大が期待できる企画になっています。

 

 

・劇団四季

ミュージカル「アナと雪の女王」を、桜の季節に合わせて「アナと桜の女王」とした企画です。

満開の桜の中に「少しも寒くないわ」というコピー、、、

思わず「そりゃ、寒くないだろ!」とつっこみたくなってしまいます。

ユーザーのリアクションを引き出すような内容もエイプリルフール企画のポイントになります。

また、クリエイティブは手も込んだものになっており、ユーザーからは「これはこれで見てみたい」といったコメントが多く寄せられていました。

 

・日本マクドナルド

「幕の内弁当」と掛けた「マックの内弁当」を販売開始、という内容の企画です。

コメント欄でユーザーが実際に「マックの内弁当」を再現してみた写真を投稿するなど、認知拡大だけでなく、実際に商品の購入につながる企画です。

 

 

 

エイプリルフールにおけるSNSマーケティングの注意点

ユーモアのある投稿は消費者に好印象を与え、企業との距離を縮める一方、行き過ぎた表現で消費者を不快にさせる可能性があります。

以下の内容を含む投稿には注意が必要です。

 

・センシティブな内容(性的コンテンツ、ジェンダー・人種差別など)

・著作権を侵害する内容

・個人情報を含む内容

 

また投稿する際には必ず「エイプリルフール」というハッシュタグをつけるなど、投稿した内容がエイプリルフール企画だと認識できるような工夫も必要です。

 

ただ、ハッシュタグをつけていてもケンタッキーフライドチキンが2024年4月1日、

以下の投稿をしたことで炎上しています。

「チキンの詰め放題を開催する」という内容に加えて、時間や場所、価格などの詳細情報が記載されています。その結果、数人のユーザーが実際に店舗に行ってしまい、スタッフがその対応に追われる、という事態が発生しました。

こうした誤解を招く投稿に対して、コメント欄には「ガッカリするネタはやめてほしい」「実店舗に影響が出る」などの批判が集まってしまいました。

 

エイプリルフールを活用し、ウィットに富むメッセージを通じて、ユーザーに良いブランドイメージを持ってもらうには、複数人の目を通してから投稿するなど、企画の内容や表現方法を客観的にチェックすることも大切になりますね。

 

 

むすびに

今回の記事では、企業のエイプリルフールにおけるSNSマーケティングをX(旧Twitter)の投稿を通してご紹介しました。

 

JDCでは今回の記事で紹介したSNSマーケティングを含め、認知拡大やブランディングのための施策など、デジタルマーケティングに関する情報をかわら版で発信しております。

またSNSの活用に関するお役立ち資料もダウンロード可能です。ぜひ情報収集にご活用ください。

 


 

高瀬(ニックネーム:ゆうまボーイ)
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