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#163 X(旧Twitter)の次はBluesky?分散型SNSの特徴と今後の展望

デジタルメディア情報 2024.03.25

 

皆様こんにちは。

JOETSUデジタルコミュニケーションズの高瀬です。

 

3月に入り新年度が近づく中で、皆様お忙しい日々を過ごしていると思います。

そんな多忙の中でもスキマ時間を見つけると、

私はX(旧Twitter)やInstagramなどSNSをよく見てしまいます。

 

私は、X(旧Twitter)、Instagram、ニュースアプリを見ることが多いのですが、

最近このレパートリーに「Bluesky」というSNSを追加してみました。

 

2024年2月時点の全世界ユーザー数は、

X(旧Twitter)が約3億ユーザーであるのに対し、

Blueskyは400万ユーザーと、まだまだ普及していません。

この記事では、

私が使用する中で感じたBlueskyの特徴や今後の展開について書いていこうと思います。

 

 

「Bluesky」とは?

X(旧Twitter)の創業者が立ち上げたSNS

Blueskyは、2019年にジャック・ドーシー氏が次世代のSNSになることを目指したSNSです。

X(旧Twitter)と同様に、文章や画像の投稿をすることができます。

 

2021年のリリース以降、

2年間はベータ版として招待コードを持つ人だけが利用可能となっていましたが、2024年2月6日に招待制が廃止され、今では誰もが利用できるようになりました。

 

下のグラフは、

AndroidでBlueskyを利用する全世界のアクティブユーザー数の推移を表したものです。2024年2月に急増しており、注目度の高さがうかがえます。

(引用元:https://www.similarweb.com/blog/insights/social-media-news/bluesky-open/

 

 

Blueskyの特徴

Blueskyの特徴として最も大きなものは「分散型SNS」であるというところです。

分散型SNSに対して、X(旧Twitter)やInstagramのようなSNSを「中央集権型SNS」と言います。

 

この2つの違いはサーバーの数とコンテンツ表示の管理権限にあります。

中央集権型SNSが1つのサーバーを利用し、企業によってセキュリティやおすすめコンテンツの表示を一元管理されているのに対し、分散型SNSは複数のサーバーを連携して運営し、コンテンツ表示の管理権限はユーザーにあります。

 

例えばInstagramでのおすすめコンテンツの表示に関して、

犬の動画(特に興味があるわけではない)をたまたま見た後、

おすすめとして犬の動画がたくさん表示されてしまう、といったことがあると思います。

 

一方Blueskyのような分散型SNSの場合、

ユーザー自身で見たいコンテンツの種類を選択できます。

例えば「鳥」についての投稿だけ見たい、という場合、「フィード」機能から「birds」フィードを選択すると下の画像のようなタイムラインを表示させることができます。

X(旧Twitter)の似た機能で「リスト」というものがあります。

「リスト」がアカウント単位で投稿を絞り込むのに対し、

Blueskyの「フィード」は投稿単位で絞り込みをするため、

より見たい情報に焦点を当てたタイムラインを見ることができます。

 

このように興味のある「フィード」のみを選択していくことで、

自分の見たいものだけを見るためのタイムラインにカスタマイズすることができます。

 

 

Blueskyはこんなユーザーにおすすめ

X(旧Twitter)の創業者が開発に関わっているということで、BlueskyはX(旧Twitter)とよく比較

されます。が、実際に利用してみたところ、個人的には主な機能に大きな違いはないと感じました。

BlueskyとX(旧Twitter)の共通の機能は以下の4つです。

・フォロー

・ポスト

・リポスト

・いいね

 

2024年3月時点で、DMはBlueskyでは利用できません。

 

ただ、上記で紹介した通り、Blueskyでは表示するコンテンツをユーザーが決めることができます。

例えば自分の見たい投稿だけを表示させて、不適切な投稿を見ずに穏やかな気持ちでSNSを楽しみたいという方はBlueskyを楽しめると思います。

 

 

今後の展開を考察

今後の展開として注目されているのが、収益化についてです。

2024年3月時点、すべてのサービスが無料で利用でき、広告の表示もありません。

 

2023年7月に更新された下記のBluesky公式ブログには、「広告以外の収益化の道を模索」との

記載があり、一部サービスの有料化を収益化方法として検討しているとのことです。

 

「持続可能なオープンなソーシャルネットワークのための私たちの計画」

https://bsky.social/about/blog/7-05-2023-business-plan

 

 

むすびに

今回の記事では、分散型SNS「Bluesky」について紹介しました。

表示できるコンテンツを選択できるということで、X(旧Twitter)にはない新しいSNS体験になると

思います。また、収益化に加え機能の拡充など、今後の発展にも期待できます。

ぜひ利用してみてください。

 

JDCでは今回の記事で紹介したBlueskyのような最新のデジタルメディア情報をかわら版で発信

しております。さらにSNSの活用に関するお役立ち資料もダウンロード可能です。

ぜひ情報収集にご活用ください。


 

高瀬(ニックネーム:ゆうまボーイ)
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