#161 最適なWebサイト制作ツールの選び方!
デジタルメディア情報 2024.03.11
こんにちは。
JOETSUデジタルコミュニケーションズの田部井です。
3月に入り、本格的に花粉が飛び始めています。私は長年花粉症なので、目、鼻、喉、あらゆる部位を通して花粉を感じています。毎年市販薬で目薬、鼻や喉に効く薬などを選び、凌いでいますが、新しい薬が発売され、薬の種類も徐々に増えているような気がしています。本当に効果があるのか?と思いつつも、使用してみないと効果は分からず、どの薬を手に取るべきか迷ってしまいますよね。
さて、JDCではWebサイトの制作やリニューアルのご相談をいただくことが多々あります。近年は相次いでノーコードツール(プログラミングやシステム開発の知識がなくてもアプリケーションやWebサイトを制作できるツール)が登場しています。
Webサイトを作るといっても手段はさまざまであり、症状がある部位に応じて薬を選ぶのと同じように、目的や状況に応じてどのツールでWebサイトを作るのか、検討が必要になります。
本記事では、Webサイト制作ツールの選び方とともに、デジタルマーケティング視点でWebサイトを制作するポイントをご紹介します。
ツールの主な特徴、どのケースに適しているのか
Webサイト制作には、完全オリジナルでデザイン、
Webサイト構築を行うフルスクラッチという方法があります。
代表的なWebサイト制作ツールとして、今回は
・Wordpress(ワードプレス)
・Jimdo(ジンドゥ)
・Wix(ウィックス)
をご紹介します。
Webサイトを通して何を表現したいのか、どう使いたいのか、状況に応じて使い分けると良いでしょう。参考までに、例を記載しておきます。
①自由にデザインを入れて作りこみたい場合
フルスクラッチは自由にコードを組み込めますが、一から作ることになるため、デザインやコーディングに関する専門的な知識が不可欠になります。
一方で、Wixはコードを書かなくても動的コンテンツの配置ができます。他のツールに比べるとデザインや配置にかかる工数は多いですが、オンライン予約やチャットツールなどの機能を簡単に実装でき、Webサイトの用途に応じた使い方が可能です。
②更新頻度が高い場合
新着情報やブログなど、お客様自身で情報を更新する頻度が高い場合、ブロックごとに文章や画像を挿入できるJimdoがおすすめです。
HTMLやCSSに関する知識があれば情報量が多くても整理がしやすいWordPressやフルスクラッチも適しています。
③低コストで制作したい場合
デザインテンプレートが豊富に用意されているWordPressやJimdoがおすすめです。
Webサイトはただ制作するだけ、また、公開して完了というものではございません。
認知拡大やお問い合わせなど、しっかりと目的を果たせるWebサイトになるように、
デジタルマーケティング視点でWebサイトを捉え、育てていくことが重要です。
そのために必要なSEO対策とWebサイト分析について各ツールは導入できるのかご説明します。
SEO対策について
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、「検索エンジン最適化」を意味します。
より多くのユーザーにWebサイトを閲覧してもらうためには、検索結果でWebサイトを上位にあげるためのSEO対策が不可欠になります。
フルスクラッチはもちろん、その他ノーコードツールでもSEO対策は可能となっております。
Googleサーチコンソールとの連携、「ページタイトル」「ディスクリプション」設定、独自ドメインの取得、代替テキスト(alt属性)と画像の最適化は今回取り上げた全てのツールで設定できます。
WordPressは、カテゴリーや内部リンクの設定がしやすく、表示する順位を決める検索エンジンに
コンテンツを理解しやすい構造のため、SEO対策に向いているといえます。
また、WordPressの機能を拡張するプラグインで足りない機能を簡単に追加できます。
Jimdoでは、「大見出し」「中見出し」「小見出し」を入れられますが、単に文字の大きさを変えるためのものではありません。そのページに関連する項目を「大見出し」に含ませ、さりげなくターゲットとなる検索項目ワードを「中見出し」「小見出し」に含ませることでSEO対策につながります。
ツールに限った話ではありませんが、どんな人にみてもらいたいのか、その人がどんなキーワードで検索をするのかを考え、文章にキーワードを含ませることが重要です。
Webサイト分析について
Webサイト分析の代表的なツールとして、Googleアナリティクスが挙げられます。Google アナリティクスを導入することで、Webサイトにどれくらいの人が訪れているのか、どのページをよく見ているのか、流入経路などユーザーの行動を分析できます。Googleアナリティクスに関しても、今回取り上げた全てのツールで連携が可能です。
むすびに
今回は、Webサイト制作ツール選び方についてご紹介しました。忘れてはいけないことは、ツールの使い方にとらわれないことです。ユーザー目線で情報整理ができているか?伝えたい事がユーザーの目に入りやすい位置で、分かりやすく表現されているか?など、常に意識しておく必要があります。また、Webサイトは育てていくものであり、「完成したら終わり」ということではなく、継続的に分析できるような仕組みを整えておくことで、ユーザーにとって最適なコンテンツを提供できるでしょう。
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田部井(ニックネーム:くるくる)