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デジタルメディア情報や社員の活動などをご紹介する
「つるまう日記」を毎週発信しています。

#159 Yahoo!の検索連動型ショッピング広告(SSA)とは

デジタルメディア情報 2024.03.01

皆さま、こんにちは。

JOETSUデジタルコミュニケーションズの藤田です。

 

新年度を目前に、洋服や靴、インテリア・・・

気温が高くなると同時に物欲も高まってきました。

布団に入ってから眠る寸前まで、SNSやデジタルマガジンを読み漁り

ECサイトのカートや欲しいものリストにあふれる商品たち。

 

さて、今回は2024年1月より順次配信されている

Yahoo!の検索連動型ショッピング広告(Shopping Search Ads/SSA)の概要をご紹介します。

 

 

検索連動型ショッピング広告のリリースの背景

従来のYahoo!検索のコマース検索結果では、

Yahoo!ショッピングの商品ページのみの誘導となっていました。

2023年4月からは、Yahoo!ショッピング以外の各ECサイトの商品ページへ誘導することが可能になりました。

また、その他のECサイトへの誘導だけでなく、

検索クエリに紐づいた同一商品を価格やレビューなど複数の要素で比較することが可能となり、

ユーザー利便性の向上にもつながりました。

 

 

最新のコマース検索結果

今回2024年1月のリリースは

  • 検索連動型ショッピング広告(SSA)
  • Yahoo!JAPAN 商品情報掲載

の2軸となっています。

引用:LINEヤフー for Business|検索連動型ショッピング広告の提供開始

 

【検索連動型ショッピング広告(SSA)】とは

掲載:広告

表示場所:スマートフォンでのコマース検索モジュール最上部

課金方法:クリック課金(CPC)

メリット:商品グループで商品を細かく分類して設定することで、取り扱う商品数が多い場合でも

ターゲティングや入札価格の調整が可能

その他:SSAを利用するためには商品情報掲載が必須

 

【Yahoo!JAPAN商品情報掲載】とは

掲載:商品情報

表示場所:パソコンおよびスマートフォンのコマース検索モジュール内

課金方法:成果報酬型[※1]

[※1]商品情報掲載を経由して商品購入が行われた際には、売上金額に商品カテゴリごとの料率を掛けた利用料が発生

メリット1:商品画像や価格を掲載することで、ユーザーは同一商品の比較ができる

メリット2:検索結果から直接商品詳細ページや購入ページに遷移できるため、商品購入への導線強化にもつながる

その他:SSAを利用せずに、商品情報掲載のみの利用が可能

 

つまり、SSAのポイントは以下3つです。

  • スマートフォン版の最上部に表示
  • クリック課金制
  • 商品情報掲載の利用が必須

 

SSAを利用するためには、商品情報掲載の設定をあらかじめ進めておく必要があります。

 

 

配信までのステップ

SSA・商品情報掲載を利用するには以下の手順が必要となります。

⑴アカウント作成

⑵商品フィードの作成

⑶商品情報掲載の設定

⑷SSAの配信設定

 

広告の管理・運用はYahoo!広告の広告管理ツール、

商品フィードの受信・管理はLINE Merchant System(LMS)を利用します。

 

Yahoo!広告(MCC[※2]/SSA)とLMSのアカウントを開設し、Yahoo!の仕様に沿って作成したデータフィードをLMSに登録します。

[※2]MCCアカウントとは、複数のアカウントを束ねるためのエンティティ

 

MCCアカウントとLMSの連携後、コンバージョンタグを実装することで商品情報掲載の設定は完了です。

その後、Yahoo!広告の管理画面でキャンペーンなどの広告配信設定を行うことでSSAの配信設定は完了です。

 

商品情報掲載の掲載までには10営業日前後、

加えて、SSAも利用する場合はさらに10営業日前後の準備期間が必要となります。

 

 

利用条件

SSAを利用するには複数の条件があるため、注意が必要です。

契約形態:「売掛取引」(後払い方式)で出向可能な代理店や広告主

サイト仕様:決済完了まで完結できるECサイト

→購入時に外部へ遷移するようなまとめサイトやアプリのみで展開しているECサイトは利用対象外

対象サイト:ブランド公式ストアなどのECサイトやYahoo!ショッピングなどのモール

→ブランド公式ストアのYahoo!ショッピング店(店子)などは利用対象外

 

現状はGoogleのショッピング広告などと比較して、かなり限定された利用条件となっています。

Yahoo!側はこのSSAの利用制限について、

「運用を進めながらカテゴリの見直しを検討する予定となっている」と公表しています。

 

 

まとめ

Google広告だけでなく、Yahoo!広告でもショッピング広告の配信が可能となりました。

このリリース直後のタイミングは先発優位性が高いととらえることもできます。

Yahoo!広告などですでに成果が出ている場合など、集客施策の打ち手の一つとして、新たにチャレンジすることで成果につながるかもしれません。

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藤田(ニックネーム:よっしー)
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