#152 Google広告P-MAXの新機能「検索テーマ」について
デジタルメディア情報 2024.01.30
皆さま、こんにちは。
JOETSUデジタルコミュニケーションズの藤田です。
接客だけでなくさまざまな場面で機械学習が導入され、
私たちの生活はAIと共存する形が当たり前となりました。
もちろん広告運用ツールでも機械学習の導入が進んでいます。
今回はGoogle広告の最適化といえばP-MAX、
その新機能「検索テーマ」について簡単にまとめさせていただきました。
P-MAXとは
「P-MAX」とはパフォーマンス最大化を目的とした
目標ベースの新しいキャンペーンタイプです。
配信後はスマート自動入札を使用してリアルタイムで最適化を行います。
どんな場合に向いている?
⑴チャネルの制約を受けずに広告配信をしたい
P-MAXではYouTube、ディスプレイ、検索、Discover、Gmail、マップなど
Googleのあらゆるチャネルでユーザーにアピールすることが可能です。
1つのキャンペーンにまとめることで運用データが集まりやすく、
最適化がかかりやすい環境をつくりあげることができます。
また、キャンペーン毎の運用が不要になり、運用工数の削減も見込めるでしょう。
⑵オンライン販売の拡大を目標としている
P-MAXは広告目標を
・販売促進
・見込み顧客の発掘
・来店数と店舗売上
などにした場合、キャンペーンタイプとして選択ができます。
具体的な広告目標とコンバージョン目標を設定している場合はP-MAXがおすすめです。
入札、予算の最適化、オーディエンスやクリエイティブなどでGoogle AIが活用され、
今までリーチしていなかったユーザーに対しても広告を配信することができ、
新たなユーザー獲得も見込めます。
新機能「検索テーマ」
P-MAXは1つのキャンペーンにまとめることで最適化がかかりやすいと先ほど述べましたが、
AIが機械学習するためには、データを収集する時間が必要となります。
そこで2023年10月にアップデートされた「検索テーマ」では
AIが短期間では学習できない情報を運用者が追加設定することで、AIの学習を促進し、
P-MAXでまだリーチされていないプレースメントに対して簡単に広告配信ができるようになりました。
【特徴・仕組み】
・パフォーマンス向上のために使用できる任意機能
・ターゲットユーザーが使用している検索語句を指定
・URLやアセットなどに基づいて広告の配信対象とする検索語句に付加される
・アセットグループごとに最大25個まで設定可能
【カスタムセグメントとの違い】
カスタムセグメント
→オーディエンスを定義し、最適なオーディエンスにアプローチ可能。
検索以外の広告枠で入力した(または関連する)キーワードを
過去に検索したことのあるユーザーにリーチする場合におすすめ。
検索テーマ
→独自の分析情報をP-MAXキャンペーンに提供することができ、
オーディエンスとしても検索プレースメントとしても、
あらゆるチャンネルに適した検索テーマを追加できる。
検索以外の広告枠と検索広告枠で使用され、過去に入力した(または関連する)
検索テーマを現在検索しているユーザー、または
過去に検索したことがあるユーザーにもリーチできる。
わかりやすくいうと、
P-MAXにも検索キャンペーンのようにキーワードの設定に近いものが設定可能になったということです。
まとめ
P-MAXを導入することで目標設定から予算配分、広告(クリエイティブ含む)など
予め決められた項目を設定するだけで、細かい設定や調整を行うことなく、
効率的な広告運用が可能となります。
AIが学習するまでにある程度の時間はかかるものの検索テーマの活用を含む
走り出しはJOETSUデジタルコミュニケーションでサポートが可能となります。
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JOETSUデジタルコミュニケーションでは日々の運用・定例のレビューはもちろん、
デジタルマーケティングの施策支援、またそれらの内製化についても
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藤田(ニックネーム:よっしー)