#151 「自社サイト」と「モール」それぞれの特徴とは?
デジタルメディア情報 2024.01.29
みなさん、こんにちは。JDCの大矢です。
2024年が始まり、あっという間に1ヵ月経過しました。3月決算の会社にとっては、年明けから3月末までは、今期をしっかり締めくくるための期間であり、来期に向けての準備期間でもあります。もしかしたら、来期に向けて商品をWEBで販売しようと考えている担当者様もいらっしゃるかもしれません。今日はそんな方のために、ECにおける「自社サイト」と「モール」のそれぞれの特徴についてまとめてみます。
「自社サイト」と「モール」は何が違うのか?
商品を販売しようとしたとき、「自社サイト」と「モール」で大きく異なるのが集客の部分です。ざっくり言ってしまうと、お客様を集めるところから商売を始めるのが「自社サイト」、お客様が集まっているところで商売を始めるのが「モール」です。まずは、この違いだけでも頭に入れておいた方が、この先の話をイメージしやすいかもしれません。
では、そのうえで「自社サイト」、「モール」の特徴について考えていきましょう。
「自社サイト」について
「自社サイト」は、その名の通り、自分の会社で持つサイトになります。以前は、サイトを設置するサーバーや独自ドメインなどを用意し、そこに自社サイトを構築することが主流でしたが、そのためにはサイト構築の専門知識が必要なため、素人が作るには難しい面がありました。また、立派な「自社サイト」を構築できたとしても、そのままでは商品は売れません。前述のように、お客様にサイトの存在を知ってもらい、サイトに来てもらわなければなりません。
「自社サイト」で商品を販売するためには、サイト構築と合わせて集客施策(広告など)を実施する必要があります。
「自社サイト」を作って商品を販売するためには、初期の段階で、時間と手間と予算を割く覚悟が必要です。
一方で、「自社サイト」は、デザインや仕組みに制限が少なく、会社や商品の世界観を作るための自由度があります。そのため、「自社サイト」から購入するお客様は、会社や商品の世界観にも触れたうえで購入するので、ファン化しやすくなる傾向があります。また、サイト構築にはそれなりの初期コストがかかるものの、サイト維持などランニングコストは高くありません。
なので、販売がうまく軌道に乗ると、安定して売上・利益があがるようになります。
しかも、最近では、ASPやクラウドECの登場により、比較的安価かつ容易に「自社サイト」の構築ができる環境が整ってきています。
「モール」について
楽天やAmazonなど、一般的には複数の店舗が出店している、いわゆるWEB上のショッピングモールになります。専門知識がそれほどなくても、店舗を簡単に構築できます。しかも、「自社サイト」とは異なり、初期段階でそれほど費用もかかりません。また、「モール」として集客ができているので、自社で集客しなくてもいきなり商品が売れる可能性があります。商品が「人気商品」や「話題の商品」であればあるほど、売れやすくなります。
一方で、「自社サイト」に比べ、デザインなどの自由度は低く、出店料や販売手数料など、売上に応じてランニングコストが高くなります。また、お客様は「モール」に紐づいており、店舗に対する思い入れが深まりにくく、商品によっては価格競争になったりするケースがあります。
どちらを選ぶかは目的次第
自分たちの考えるやり方にあわせてじっくり進めていきたいのであれば、「自社サイト」を構築してPDCAを回していく方法がありますし、素早くテスト的に販売してみたいと思えば「モール」を利用し、初期費用を抑える方法もあります。それぞれの特徴を踏まえたうえで、自分たちの目的にはどちらがあっているのか考えて選んでいきましょう。
個人的には、他にはないオリジナリティのある商品を販売するのであれば「自社サイト」、一般的な商品で他社よりも価格や品質に自信があるならば、「モール」を利用するのが良いのではないかとは思います。
むすびに
今回は、「自社サイト」と「モール」の特徴について、大枠の部分をまとめてみました。
(さらに細かい違いについて知りたい方は、ぜひお問い合わせください!)
JOETSUデジタルコミュニケーションズでは、「自社サイト」を構築したい方も、「モール」を利用したい方も、どちらのサポートも可能です。WEBで商品を売ること以外は何も決まっていないという方も、戦略・コンセプトの立案から、各種制作、広告配信、分析まで、お打ち合わせをさせていただいたうえで、最適なご提案をご用意いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください!
大矢(ニックネーム:おやおや)