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デジタルメディア情報や社員の活動などをご紹介する
「つるまう日記」を毎週発信しています。

#142 デザインツール「Figma」について

デジタルメディア情報 2023.12.11

こんにちは。

JOETSUデジタルコミュニケーションズの小林です。

 

気が付けば2023年も残り1か月を切りました。

毎年12月を迎えるたびに、「もう今年が終わるの!?」と言っているような気がします(笑)

心身ともに元気な状態で新年を迎えることができるよう、残り1か月弱、皆様体調を崩さないようお気を付けてお過ごしください!

 

さて今回は、デザインツールとして近年日本でも注目を浴びている「Figma(フィグマ)」についてのお話です。

 

Figmaとは?

Figmaは無料で使えるUI・UXデザインツールです。

WEBサイトのデザインをはじめとして、資料やバナー、ロゴなどの作成も可能です。

アカウント登録をするだけで誰でも無料で使うことができ、ブラウザ上で手軽に作業することができるため、デザイナーでなくても手軽に使えるデザインプラットフォームとして注目を浴びています。

2016年のリリース以降、GoogleやMicrosoft、Netflixなどの世界的大手企業に導入されており、2022年7月に日本語版がローンチされてからは、日本の各企業でも導入が進んでいます。

さらに2022年9月にはAdobe社による買収が発表され、今後も拡大を続けていくことが予想されています。

参考:アドビはFigmaを買収する意向を表明しました。共同クリエイティビティは新時代へ

 

なぜFigmaが注目されているのか

特徴① 無料で利用可能

Figmaとよく比較されるのはAdobeのXDですが、XDを利用するためにはAdobe Creative Cloudを契約する必要があり、どのプランで契約しても月に数千円の利用料金が発生します。

一方Figmaでは無料ですべての機能を利用することができるため、誰でも手軽に利用しやすいといえます。

 

特徴② ブラウザで利用可能

Figmaはブラウザで利用が可能なため、インターネット環境さえあればいつでもどこでも簡単にデザインを行うことができます。

専用のアプリケーションをインストールする必要もないため、Mac、Windowsなどの作業環境に左右されることもなく、スムーズに作業を行うことが可能です。

 

特徴③ 共同編集が可能

Figmaには共同編集機能があり、作業中のデザインをリアルタイムで共同編集することができます。

さらにデザイン画面上にチャット機能があるため、コメントを残しながら他ユーザーとスピーディーに作業することが可能です。

 

Figmaでできること

ここからは、Figmaの具体的な機能についてご紹介します。

 

  • ワイヤーフレームの作成

Figmaでは、WEBサイト制作における「設計図」であるワイヤーフレームを作成することができます。

オリジナルで作成することもできますが、テンプレートも用意されているため、手軽にワイヤーフレームの作成が可能です。

  • プロトタイプの作成

プロトタイプとは、作成したワイヤーフレームに動的要素を加えた試作品のことをいいます。

ワイヤーフレームで「どこに」「なにを」「どう配置するか」という情報を設計したあとにプロトタイプを作成することで、コーディングの前段階でページ遷移などを確認することができるようになります。

  • WEBデザインや広告用バナー、SNS投稿用画像のデザイン

Figmaでは、ワイヤーフレーム作成後のWEBデザイン(デザインカンプ)も制作することができ、WEB広告用バナーやSNS投稿用画像のデザインも可能です。

Adobeのillustratorと比較すると機能性は多少劣りますが、それでも十分にクオリティの高いデザインを制作することができます。

 

  • プレゼン資料の作成

FigmaはPDF形式でのエクスポートも可能なため、資料作成ツールとしても活用することができます。

PowerPointと比較すると操作性の難易度は上がるものの、使い方をマスターすればよりこだわったデザインの資料を作成することができます。

 

以上、Figmaでできる様々な機能をご紹介しました。

しかし、Figmaは印刷物向けのツールではないため、ポスターやチラシなどのグラフィックデザインにはあまり向いていません。

そのため、WEBデザインはFigma、グラフィックデザインはillustratorを使用するなど、目的に合わせて使用ツールを選択していきましょう。

 

むすびに

今回は、近年注目されているデザインツールFigmaについてご紹介しました。

UIデザインの制作ツールは日々変化していますが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、目的に応じて最適なツールを使い分けることがポイントです。

 

一方で、デザイナーではない人でも簡単にデザインが作れる時代になったからこそ、ユーザーにとって本当に効果的なクリエイティブとは何かを考え、マーケティングの観点からデザインを設計していくことが重要です。

 

JOETSUデジタルコミュニケーションズでは、デジタルマーケティングとデザイン力を駆使し、最適なコミュニケーション施策をトータルでご支援いたします。

少しでも気になることがございましたら、ぜひお気軽にJOETSUデジタルコミュニケーションズにご相談ください!


 

小林(ニックネーム:こばみず)
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