#138 編集後記|SGEの登場により今後のSEO対策はどのように変わっていくのか
デジタルメディア情報 2023.11.27
みなさん、こんにちは。
JDCの大矢です。
気づけば、今年もあと一ヵ月。この時期になると、毎年のように「今年も一年早かった…」と言っている気がします。ある意味口癖ですね。今年もこの口癖を言いつつ、新たな気持ちで新しい年を迎えられるように、最後まで頑張りたいと思います。
さて、先日SGEに関する記事を書きました。
SGEの登場により今後SEO対策はどのように変わっていくのか
https://www.joetsu-dc.com/blog/digitalmedia/20231106-seo-sge/
SGEにより生成された文章を読んで、当社の社長が「言いたいことがよくまとまっている。さすがGoogle、クローラーを使って私が発信していることをよく勉強している。」と嬉しそうに感心していました。言われてみれば、「JOETSUとは」という検索ワードに対して、確かに的確かつ端的に回答がまとまっています。
そこで、今回は編集後記として、生成AIが、どこから情報を取得して、どのように文章にまとめたのかを調べてみました。
生成AIの文章について
まずは「JOETUとは」という検索ワードに対して、生成AIがまとめた文章を確認してみます。
生成された文章は大きく分けると、3つのパートから構成されています。順番に見ていきましょう。
①ですが、こちらの文章はJOETUコーポレートサイトとマイナビに掲載している当社ページの情報を参考にしているようです。
参照:https://www.joetsu-p.co.jp/group/
参照:https://www.joetsu-p.co.jp/
参照:https://job.mynavi.jp/24/pc/search/corp82088/outline.html
これらに共通する内容や文言をピックアップし、ユーザーの検索意図に合わせて、端的に文章にまとめています。同様に、②③についても調べてみると、②はJOETSUコーポレートサイト、③はJOETSUコーポレートサイト、JOETSUグループのマイナビ掲載ページの内容をピックアップしていました。
今回調べた結果、「JOETSUとは」の検索ワードに対しては、JOETSUコーポレートサイトとマイナビに掲載されている情報を元にして、生成AIが文章を作成していることがわかりました。
今後について考えたこと
「JOETSUとは」という検索ワードに対して、現状は主に2つのソースから情報を収集してまとめていましたが、今後該当する情報が増えた場合にはソースの数が増えたり、情報を取得する先が変わったりすることが考えられます。
膨大な情報を元に共通要素を抽出し、端的に文章にまとめるというのは、生成AIの得意分野でもあり、今後ますます進歩していくことは間違いないでしょう。
それと同時に今回調べて感じたのは、企業やサービスをアピールしたい場合、「どんなメッセージを伝えたいのか」が明確でなく、ソースによってブレが生じると、生成AIがまとめる文章が意図しないものになる可能性があるということ。
今回当社の社長が「言いたいことがよくまとまっている」と感じたのは、おそらく伝えたいメッセージがはっきりしており、それが複数のサイト上でブレることなく、適切に表現されていたことも大きいのではないかと感じます。コミュニケーションデザインをする会社の一員として、誇らしく思います。
むすびに
今回は編集後記という形で、以前の記事を補足させていただきました。SEO対策を考えた際には、ユーザーが知りたいことに対して、「何をどのように伝えるのか、または、伝えたいのか」ということが大事であると、今回調べてみて改めて実感しました。
SEO対策とは小手先のものではなく、ユーザーの関心に対し、適切な情報を発信するコミュニケーション・デザインそのものとも言えるでしょう。
当社では、WEBサイトの制作にあたって際にも、「お客様の思いをカタチにする」ということを大事にしております。「何をどのように伝えたらよいだろうか」とお悩みの際は、メッセージの整理・構築から伴走させていただきますので、ぜひお気軽にお問合せください。
大矢(ニックネーム:おやおや)