#125 企業のブランド力を左右する!?サービス名・ロゴマークが与える影響
つるまう日記 2023.07.31
こんにちは。
JOETSUデジタルコミュニケーションズの小林です。
7月も後半になり、いよいよ本格的に夏を感じるようになってきましたね。
JDCのオフィスはクーラーガンガンなのでつい外の暑さを忘れがちですが、会社を出てモワッとした蒸し暑い空気を感じた瞬間、外が30度超えであることを思い出します(笑)
Twitterでも毎日のように暑さに関するキーワードがトレンド入りし、話題になっていますよね。
さて、今日はそんなTwitterについてのお話です。
Twitterが「X」に!?
数多く存在しているSNSの中でも、名前を聞いたことがない人はいないのではないかというほどの知名度を誇る「Twitter(ツイッター)」。
そんなTwitterが2023年7月24日、「X(エックス)」という名前にサービス名を変え、リブランディングを行ったことはご存知でしょうか?
Twitterを買収したイーロン・マスク氏が、自身のアカウントで「まもなくTwitterブランドに別れを告げ、すべての鳥たちに別れを告げることになる」と投稿したことが話題になりました。
And soon we shall bid adieu to the twitter brand and, gradually, all the birds
— Elon Musk (@elonmusk) July 23, 2023
「X」の名称はTwitter運営会社の名前であるX Corp.に由来しているそうです。
Twitterのブランディングについて
そもそも「Twitter」はなぜ「Twitter」という名前になったのでしょうか?
Twitter公式ブログでは、以下のように由来が述べられています。
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当時、誰かがTwitterを使うとどのようなことが起こるか、ということをもとにサービス名を考えようということになりました。
誰かがツイートするとポケットのなかでケータイが「鳴る」「震える」「画面が光る」…など、いろいろな案がでました。その中のひとつに「ケータイがピクッとする(twitch)」という言い方もありました。
結論が出ないままにその日はお開きになり、このトピックは各自が家に持ち帰ることとなりました。大きな紙の辞書を前に、意見が出た言葉の意味や他の表現方法などを考えていると…「twitch」の下に「tweet(さえずる)」という単語を発見。
これがTwitterの名前の成り立ちです。
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出典:Twitter公式ブログ|「Twitterという名前」
https://blog.twitter.com/ja_jp/a/ja/2012/twitter-12
また、Twitterのトレードマークである青い鳥のロゴについては以下のように説明されています。
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デザインは、皆さんのまわりにある様々なつながり、興味、アイデアなどを意味する3つの重なった円から考えられました。
高い空の上から広大な景色を見渡すにしても、他の鳥たちと同じ目的に向かって進むにしても、空高く飛び立っていく青い鳥は自由と希望と無限の可能性を持っています。
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出典:Twitter公式ブログ|「Twitterのロゴが変わりました」
https://blog.twitter.com/ja_jp/a/ja/2012/twitter-9
つまり、「さえずり」という意味をもつサービス名、そして「つながり」をデザインに落とし込んだ丸みを帯びた青い鳥のアイコンは、
Twitterというコミュニティが「自由に発言する場」であることや、「発言による無限の可能性」を表現したブランディングの賜物であることが分かります。
「Twitter」という名前に込められたストーリーや、ロゴマークに込められた「思い」こそが、これほどまでにTwitterが人々に愛されている理由かもしれません。
サービス名・ロゴマークが与える影響
先に述べた通り、企業名(サービス名)とロゴマークは、ブランディングにおいて非常に重要な役割をもっています。
今回例に出したTwitterのように、事業承継やトップマネジメントの交代は、企業イメージを大きく変えるきっかけとなる出来事です。
一方で、大胆なリブランディングをする場合、そこに「思い」がなければ、また、その「思い」がユーザーに伝わらなければ、従来のユーザーにとっては混乱を招きかねません。
自社の強みや理念、思いをデザインで表現していくために、企業(サービス)が大切にしている価値と意志を、一貫したメッセージとして伝える枠組みを企画・設計することが重要です。
むすびに
JOETSUグループでは、「デザイン経営」をご支援するサービス「トータル・コミュニケーションデザイン」を展開しています。
自社の優位性をターゲットに正しく伝えることで、競合他社への長期的な差別化を図ります。
詳しく知りたいことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
また、今回ご紹介した「X」のように、 近年私たちを取り巻くSNSは急速に移り変わっています。
次回のつるまう日記では、Metaの新SNS「Threads」についてご紹介いたします!
小林(ニックネーム:こばみず)