#100 新サービス「トータル・コミュニケーションデザイン」のご紹介
つるまう日記 2023.01.04
新年あけましておめでとうございます。
JOETSUデジタルコミュニケーションズ代表の関です。
昨年12月中旬ごろから本格的な冬将軍が到来しました。
皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、早いもので私共JOETSUデジタルコミュニケーションズは、2019年10月に営業を開始してから3年と3か月が経ちました。この「JDCかわら版『つるまう日記』」も今回で記念すべき100回を迎えました。ご愛読いただきありがとうございます。
今年もデジタルマーケティングに関する最新情報の発信をさらに拡充・強化して参ります。引き続きご愛顧のほど宜しくお願いいたします。
「デザイン経営」
さて、近年、企業経営において、改めて「デザイン思考」や「アート思考」、あるいは「リベラルアーツ」等の領域が注目されています。従前の論理的・理性的な経営管理・情報処理技術だけではイノベーションや変革を起こすことが難しくなっている状況を象徴しています。
経済産業省と特許庁は、2018年に「『デザイン経営』宣言」を発表しました。
「デザイン経営」とは、デザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用するものと定義しています。つまり、デザインの思考や技能を経営課題解決に役立てていくということです。その効果は、ブランド力の向上とイノベーション力の向上を通じて企業の産業競争力の向上に寄与するものとしています。
欧米ではデザインへの投資を行う企業パフォーマンスについて研究が行われていることも紹介されています。British Design Councilは、「デザインに投資すると、その4倍の利益を得られる」と発表。Design Value Indexは、S&P500全体と比較して過去10年間で2.1倍成長したことを明らかにしています。(出所:同「『デザイン経営』宣言」2018年)
「デザイン経営」推進の要諦は、2点です。一つは経営チームにデザインの責任者がいること、もう一点は、戦略構築の検討段階からデザインが関与することです。
「デザイン(design)」という言葉には、「複数のプランを描き検討することによって、物事がどのように見えていくか、機能していくのかを決めるプロセス」という意味があります。
「デザイン」における複数プランの検討とは、「課題抽出 →仮設 → 検証 → 課題解決」の連続する設計行為です。課題抽出、仮検証のプロセスにはデジタルマーケティングの活用が現代では必要不可欠なプロセスといえましょう。このプロセスを経て、創造された最終的な成果物は、それら思考の結果を可視化したものということになります。
新サービス「トータル・コミュニケーションデザイン」
2019年に当社を設立してから現在まで、企業経営者の皆さまの直面する課題を直接お伺いできる機会が数多くありました。
これまでの経験を通じ、今年、当社、マルキンアド、JOETSUのグループ3社の連携を強化し、「デザイン経営」をご支援する「トータル・コミュニケーションデザイン」という新たなサービスを展開してまいります。
具体的には、組織改革、人材獲得、営業拡大・販路開拓、新商品・新サービス開発など経営者の皆さまが直面する課題に、企画立案段階から伴走させて頂き、デジタルマーケティングとデザイン力を駆使して最適なコミュニケーション施策をトータルでご支援してまいります。ご期待下さい。
むすびに
今年の一つのエポックは、Googleアナリティクスのバージョンアップされることでしょう。
各種の講演会やセミナーなどでご説明してまいりましたが、Webを活用したマーケティングを実践する際、最初に確認すべきものは、自社のサイトが実際どのような状況にあるのかを解析・理解することです。自社サイトが合目的的に機能しているかどうかを確認することは、すべての施策のスタートラインといっても過言ではないと考えます。
本年7月にGoogleが提供する従来版のGoogleアナリティクスが利用できなくなると報じられています。これに代わりに新たにGoogleからはGoogleアナリティクス4という新しい解析ソフトの提供が開始されています。当社では、Googleアナリティクス4への切り替えサポートや自社サイトの診断サービスを行っております。
まだ切り替えの準備に着手されていない、あるいはご検討中の企業様がいらっしゃいましたら、当社あて是非お気軽にご相談下さい。
改めて本年もJOETSUデジタルコミュニケーションズをどうぞ宜しくお願いいたします。
以上、JDC代表の関がお届けいたしました。
関 智宏