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「つるまう日記」を毎週発信しています。

#67 Web広告っていくらで掲載できますか?

つるまう日記 2022.04.25

こんにちは。JDCの荻久保です。

少し肌寒い日もまだありますが、最近は夏かな?と思うほど気温が上がった日もありましたね。プライベートで出かけた際、油断していると車内の温度が一気に上がり、ついついドライブスルーで冷たい飲み物を買いがちです。

 

さて、JDCでは群馬県内の企業さまを中心に、主にWeb広告を活用してデジタルマーケティングのお手伝いをさせていただいております。なかには、初めてWeb広告を配信するという企業さまも少なくありません。そんな企業さまへご提案をさせていただく際に、よくいただくご質問があります。

 

それが「Web広告って、いくらあれば掲載できますか?」です。

 

回答としては、「1万円でも、10万円でも、100万円でも掲載はできます。出稿金額は広告主側で自由に設定できます」になります。

 

どういうこと?と感じられた方へ、今回はWeb広告の料金についてご説明いたします。

 

Web広告のシミュレーション

企業さまへ、Web広告を含む施策をご提案させていただく際、必ず配信シミュレーションというものも一緒にお渡ししています。

それが、下記のようなものです。

※数値はすべてダミーであり、特定の媒体を想定したシミュレーションではありません。

 

本来のご提案では、このようなシミュレーションと一緒に、媒体やターゲティング、配信エリア、配信除外する曜日や時間帯なども詳細に記載しています。

 

右から2番目に「クリック単価」という項目がありますね。

前述したようなご質問をされる企業さま、ご担当者さまは「広告を表示させることにお金がかかる」と思っていらっしゃる場合が多いです。実はWeb広告は、一部例外もありますが、大抵の場合、「広告がクリックされて初めてお金がかかる=広告が表示されただけではお金がかからない」のです。

ですので、シミュレーションにはクリック単価(=1クリックあたりいくらでページへ流入させることができたのか)を記載しています。

 

クリック単価はどう決まる?

ではそのクリック単価とは、どう決まっているのでしょうか。

実はWeb広告の掲載はオークション形式で掲載可否が決まります。リスティング広告であればキーワードごと、ディスプレイ広告であればターゲティングや配信面などで入札を行います。出稿競合が多い人気のキーワードやターゲティング、配信面ほどクリック単価が高くなります。

では、お金をかければかけるだけ広告を表示できるかと言うと、そうではありません。広告の掲載順位はクリック単価と広告の品質スコアの掛け合わせで決定します。品質スコアは広告のクリック率や、リンク先のランディングページの品質などで決定します。

つまり、どんなに入札額を上げても、広告のクリエイティブの質やランディングページの質が低いと、掲載順位は上がらないのです。

 

クリック単価について、ざっくりとご理解いただけたでしょうか?次の章から、Web広告の料金について、詳しく記載します。

 

シミュレーションの広告費について

今回はダミー数値として広告費を10万円と設定していますが、Web広告の出稿金額は自由に設定が可能です。ですので、こちらはあくまで「例えば10万円で出稿し、クリック単価50円と仮定すると、おおよそ2,000件ほどのクリック(=ページへの流入)が見込める想定ですよ」ということです。

ですので、広告費が5万円だと下記のようになりますし、

1万円だと下記のようになります。

 

表示回数とクリック数が変化していますよね。

クリック率は配信する媒体や、企業さまの業界によって変動しますので、媒体特性や同業他社の配信実績から想定クリック率を算出します。

クリック単価はターゲティング(エリア、キーワード、配信面など)によって変動しますので、こちらも過去の配信実績や各媒体のシミュレーションツールを駆使して想定クリック単価を算出します。

あくまで想定なので、実際の配信では数値が上下する可能性があります。

 

ここで最初のご質問と回答に戻ります。

「Web広告って、いくらあれば掲載できますか?」

「1万円でも、10万円でも、100万円でも掲載はできます。出稿金額は広告主側で自由に設定できます」

 

この回答の意図をご理解いただけたでしょうか?

 

とは言っても、いくらが最適な広告費なのか分からないですよね。そこで関係してくるのが、ページへ流入したあとの数値「コンバージョン数」と「コンバージョン率」と「コンバージョン単価」です。

※コンバージョン:申し込みや問合せなど、Webサイトやランディングページでユーザーに起こして欲しい行動

 

例えば、コンバージョン率を0.5%で見込めるのであれば、広告費1万円で1件のコンバージョンが見込めます。コンバージョン単価は1万円です。

広告費を10万円に増額すると、10件のコンバージョンが見込めますね。

 

ですので、

「1件のコンバージョンをいくらで獲得したいのか」

「ページに流入してからのコンバージョン率はどのくらいか」

「1ヶ月あたりどれくらいのコンバージョンを獲得したいのか」

といった数値が明確になると、最適な広告費も算出ができるかと思います。

シミュレーション作成は少々複雑かと思いますので、数値の算出からお任せくださいませ!

 

とは言え、年間で広告予算が決まっている企業さまも多いかと思いますし、他の広告媒体への出稿状況の兼ね合いもあるかと思います。

JDCでは最低出稿金額というものは設けていませんので、「少額からチャレンジしてみたい」という企業さまもぜひ、お気軽にご相談ください。

 

今回の話題としました、Web広告の料金体系ですが、JDCのお役立ち資料にさらに詳細な内容を記載しています。

基本用語の解説や、広告会社の選定ポイントについても解説していますので、内容が気になる方は下記のページからダウンロードしてご確認ください。

https://www.joetsu-dc.com/documents/wp01-advertising-agency/

 

それでは、長くなりましたがここで失礼いたします。

以上、荻久保でした。


 

荻久保(ニックネーム:イン・ドア子)
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