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「つるまう日記」を毎週発信しています。

#171 製造業にデジタルマーケティングは必要?

デジタルメディア情報 2024.05.07

こんにちは。

JOETSUデジタルコミュニケーションズの小林です。

 

皆様、今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?

今年は有給休暇を利用して10連休の長期休暇を楽しんだ方も

多くいらっしゃったのではないでしょうか。

今年のゴールデンウィーク海外旅行はコロナ禍前の9割回復と言われており、

アフターコロナになりつつある現在、コロナ禍での世の中の変化を様々な場面で実感します。

 

マーケティング手法においても、コロナ禍を経て多種多様な業界でデジタルシフトが加速しました。

一方で、製造業界ではデジタルマーケティングの導入が社内での承認や推進に課題を抱える

ケースも少なくありません。

 

今回は、そんな製造業におけるデジタルマーケティングの必要性について考えてみたいと思います。

 

 

BtoB顧客の情報収集方法の変化

近年、デジタル技術の進歩により、製品を選ぶ際に顧客はインターネットを利用して自ら情報を収集するようになりました。

トライベック・ブランド戦略研究所の調査によると、BtoB企業が製品・サービス購入のために

最もよく参考にする情報源は「企業のWEBサイト」であり、「営業員・技術員の説明」よりも高い割合を占めています。

出展:トライベック・ブランド戦略研究所|BtoBサイト調査2023

 

しかし、BtoB企業の中でも製造業はアナログの文化が根強いと言われており、

デジタルマーケティングを導入するには様々な障壁が存在します。

 

 

デジタルマーケティング導入の障壁となるもの

①経営層のデジタルマーケティングへの理解不足

経営層がデジタルマーケティングに関する知識が不十分で、

効果に対するメリットを感じられない場合、取り組みに対して消極的になる傾向が見られます。

 

②伝統的な営業手法への執着

「対面の営業活動でなければ意味がない」というような伝統的な考えを重んじるがゆえに、

デジタルでのマーケティング手法の重要性に気付いていないケースがあります。

 

③予算の制約

これまで積極的な営業活動をおこなわずとも仕事が舞い込んできていた場合、

マーケティング活動に費用をかける必要性を感じられないことがあります。

 

④リソースの不足

中小製造業の場合、専属のマーケティング担当者がいないことが多く、

マーケティング活動自体が後回しになりがちです。

 

⑤費用対効果が不明瞭

展示会や商談会など対面での営業活動に比べ、デジタルマーケティングは費用対効果が

不明瞭だと思われやすく、予算の割り当てや継続的な投資の正当化が難しくなります。

 

⑥成果に対する正当な評価がされない

デジタルマーケティングの成果が上がっているにもかかわらず、

担当者が正当な評価を得られずに意欲が薄れてしまうケースがあります。

 

<以上参考>
MONOist|製造業のWebマーケティング、社内の承認を得るために使える2つの強力な武器とは

 

このように、製造業においてデジタルマーケティングの導入には様々な障壁があり、

導入にハードルを感じてしまう方も多くいらっしゃるかもしれません。

しかし、近年BtoB企業の情報収集がデジタルにシフトしていることも踏まえ、ターゲットのニーズに合わせてデジタルでのマーケティング活動を行っていくことが非常に重要です。

 

 

製造業におけるデジタルマーケティングのメリット

BtoB取引をおこなう製造業では、

ターゲットとなる法人顧客は予算計画に基づいて計画的に購買活動を行います。

そのため、飛び込み営業やテレアポなどの伝統的な営業をおこなっても、顧客の購買タイミングと合致しなければ検討されることはほとんどありません。

 

その点、デジタルマーケティングは顧客の行動や興味・関心に基づいて個別にターゲティングすることが可能なため、顧客が特定の情報を求めているタイミングに合わせて最適なコンテンツやプロモーションを提供することが可能です。

 

また、精度の高いターゲティングを行うことで効果的なリーチにつながり、結果的に不要な広告費や営業コストの削減にもつながります。

 

 

製造業に取り入れるべきデジタルマーケティング

以上を踏まえ、製造業で取り入れるべきデジタルマーケティングの一例をご紹介いたします。

 

①自社WEBサイトの最適化

自社WEBサイトは製造業のデジタルマーケティングの中核です。SEO(検索エンジン最適化)を

おこない、検索エンジンで上位表示させることで、ターゲットである顧客に自社を見つけてもらいやすくすることが重要です。

また、ターゲットが求める情報を提供し、UI・UXに考慮した設計やデザインを採用することも重要です。

 

②コンテンツマーケティング

製造業では、製品や業界の専門知識を持つことが求められます。

そのため、ブログやケーススタディ、技術資料などを活用し、ターゲットや見込み顧客に独自の価値を提供することが効果的です。

また、SNSやメールマガジンなどを活用することで、継続的な顧客接点をつくることも重要です。

 

③WEB広告

WEB広告には検索連動型広告、ディスプレイ広告、SNS広告、動画広告など、

様々な配信方法が存在します。

特に製造業のようなニッチで専門性の高い業界こそ、ターゲットに合わせて最適な配信媒体を選定し、効果的にアプローチすることが重要です。

また、アナログ文化が根強い業界だからこそ、デジタルでの広告配信をすることで競合との差別化にもつながります。

 

④動画マーケティング

動画を活用し、製品の特長や強みなど、「ものづくり」ならではの魅力を顧客に伝えることも重要です。例えば自社WEBサイトで動画コンテンツを公開し、製品や技術を視覚的に訴求することで、

顧客の関心を引き付けることができます。

 

 

むすびに

このように、製造業におけるデジタルマーケティングの必要性・重要性はますます高まっています。

自社の目的に合わせて最適なデジタルマーケティング手法を選定し、ターゲットに対して効果的なアプローチをおこなうことで、競合他社との差別化につなげることができます。

 

当社では、

製造業をはじめとした様々なBtoB企業様のデジタルマーケティングを包括的にご支援させていただております。

少しでも気になることがございましたら、ぜひお気軽にJOETSUデジタルコミュニケーションズにご相談ください。

 


 

小林(ニックネーム:こばみず)
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