こんにちは。

JOETSUデジタルコミュニケーションズの田部井です。

 

11月に入り、朝晩の冷え込みがますます感じられる時節となりました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今回は「BtoB企業のSNS戦略」についてお話します。

近年、SNSの利用ユーザーは増えているといわれています。株式会社帝国データバンクによると、日本の中小～大企業のうち4割（有効回答企業1,022社）で社外に向けたアプローチ方法としてSNSを活用しているようです。

参考：帝国データバンク｜企業におけるSNSのビジネス活用動向アンケート

 

BtoB企業の中には、SNSを運用したいがどう戦略をとれば良いのかわからない、そもそもBtoB企業にSNSは必要なのか？などお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。BtoCはもちろん、BtoB企業でも、SNSを認知拡大や販促に充分活用できます。

今回は成果が出るSNS戦略とは何か、事例を挙げながらご紹介します。

 

BtoB企業でSNSを活用するメリット

①低予算で販促ができる

SNSは無料でアカウントを作成でき、投稿できます。そのため、自社サービスや商品の紹介を気軽に行えます。また、「自社サービスを利用した特典として、自社のアカウントで宣伝活動をする」などといった営業にも活用できます。

 

②ブランディングができる

SNSではInstagramやX（旧Twitter）、LINEなど、各プラットフォームでユーザーと「フォロー＆フォロワー」「友だち」の関係が築かれます。例えば、ターゲット企業の経営者や社員にSNSで自社のアカウントをフォローしてもらうことで、ターゲットと接点を持ち続けられ、信頼関係につながります。さらに、ユーザーから一定の評価（「いいね」の獲得など）を得ると、ブランド価値を上げることができます。

 

③ユーザーのリアルな声が得られる

SNSではユーザーと直接的にコミュニケーションをとることができます。ターゲット企業の経営者や社員の意見を聞き出すことで、顧客ニーズに沿ったサービス戦略を打ちやすくなります。

 

➃自社の認知度が上がる

リツイートやおすすめ機能といった特徴があるSNSでは、情報が拡散されやすいといえます。そのため、自社が発信した情報を目にする企業が多くなり、自社の認知拡大を狙えます。

 

BtoB企業のSNS活用事例

では、BtoB企業でSNSはどのように使われているのでしょうか？

いくつか事例をご紹介します。

参考：ソーシャルワイヤー株式会社 インスタラボ

 

１．オムロン株式会社

大手電気機器メーカーを取り扱っている企業のYouTubeを活用した事例です。

オムロン株式会社　YouTube公式アカウント

 

・事業説明やビジョンを動画で分かりやすくまとめている

・企業のブランドイメージが視覚的にユーザーに伝わる

・創業者からのメッセージ動画は、ユーザーに信頼性を与え、ブランド価値を高める

 

2．株式会社日本医療美容機器

医療機器、美容機器の研究、開発、製造を取り扱っている企業のLINEを活用した事例です。

株式会社日本医療美容機器　LINE公式アカウント

 

・ユーザーと直接的かつより親密なやりとりができるLINEを活用

・プロフィール画面に、お問い合わせや商品サービス詳細など利便性の高いコンテンツを設定

・多くの情報をまとめておくことで、見込み顧客の購買意欲を高める

・メルマガ配信としてメッセージ配信、タイムライン投稿もできる

 

 

3．シン・マーケ株式会社

シン・マーケ株式会社　X公式（代表取締役）アカウント

 

・個人アカウントで、SNSマーケティングやスキルのノウハウを共有しフォロワーを集めている

・プロフィール画面で自社サイトのURLを記載し、ユーザーを自社サイトに誘導

・企業の取締役が情報を発信し、影響力のある投稿になっている

 

シン・マーケ株式会社の事例において、企業の取締役はBtoBインフルエンサーとよばれます。他、企業の創業者、ブランドの経営幹部、研究者、医師、大学の教員などが当てはまります。広告代理店のオグルヴィ（Ogilvy）が行った調査によると、世界のBtoBインフルエンサーの需要は急増しており、世界のBtoBビジネスのうち75%が、すでにキャンペーンにBtoBインフルエンサーを起用しているようです。

参考：株式会社メディアジーン BUSINESS INSIDER

 

 BtoB企業がSNSを活用する際のポイント

BtoB企業で、SNSを効果的に活用している企業もあるということで、実際にSNSを活用する際のポイントをまとめてみました。

 

・動画や写真を活用して、企業や商品の説明、ビジョンを視覚的に発信することで、自社のブランドイメージをユーザーに定着させる

・SNSを通してユーザーと直接的にコミュニケーションがとれる場を作り、ユーザーが求める情報を聞き出し、発信する

・SNSのプロフィールや配信機能を最大限活用し、情報を整理してユーザーにとって利便性のあるアカウントにする

・企業の取締役や経営幹部などのBtoBインフルエンサーを使うことで、エンゲージメントの獲得や認知拡大につなげる

・リアルタイムで情報を発信するために、最新の情報をキャッチアップしておく

 

むすびに

今回は、BtoB企業のSNS戦略についてご紹介しました。

「何でも良いから手当たり次第投稿する」ではなく、目的を明確にし、戦略的に考え計画を立てていく必要があると考えます。また、効果測定を行うことも大切です。

JDCでは、SNSの効果測定を含め、SNSを活用した施策に関するご相談を承っております。また、JDCかわら版では最新のデジタル情報を発信しております。

 

少しでも気になることがございましたら、ぜひお気軽にお問合せください！

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田部井（ニックネーム：くるくる）