#121 Fire TV Stickを衝動買いして気づいたこと。
つるまう日記 2023.06.26
こんにちは。JDC荻久保です。
梅雨入りし、外出が億劫な天気がしばらく続きましたね。雨があがったらまた灼熱の日々なのだと思い、自宅のエアコンを掃除しました。きちんと冷房が動くことも確認し、この夏も涼しい快適空間が約束されました。ひと安心です。
さて私のニックネーム「イン・ドア子」の由来はもちろん、私が激インドアであることなのですが、さらにそれを加速させるものを手に入れてしまいました。
そう…Fire TV Stickです。
自宅のテレビは2019年に購入しました。当時はまだインターネットにつながるテレビが主流ではなかったので、テレビでYouTube見る、VODサービスを楽しむといったことができない日々でした。
ところが先日、日用品を購入しようと、Amazon内を徘徊していたときのこと。
突然、おすすめにFire TV Stickが現れました。
最初の感想は「あ、意外と安いんだな~」でした。
5,000円程度で、テレビでYouTubeが見られるようになるなら、安いなぁ、と思ったのです。
文字通りポチっとしてしまいまして、Prime便で翌日には自宅にFire TV Stickが届きました!おすすめ機能、恐るべしですが、私の財布の紐の緩さもいま考えると恐ろしいですね。今月はもう絶対に無駄遣いしません。
さっそくテレビに刺しました!諸々の設定を終えまして、YouTube、Prime Video、Paraviをテレビ画面で楽しんでいます。
アーティストのMVがテレビ画面で見られるのは想像以上の感動でした。
大画面サイコー!な日々を送っております。
Fire TV Stickを購入して変わったこと
さて、そんなサイコー!な日々で、変わったことがあります。
それは、所持している各デバイスの役割です。
◆購入前
・PC:YouTube視聴、VODサービス利用、趣味で撮影した写真の加工、情報収集
・スマホ:SNS閲覧、YouTube視聴、情報収集、連絡手段
・テレビ:つけない
◆購入後
・PC:趣味で撮影した写真の加工、情報収集
・スマホ:SNS閲覧、YouTube視聴、情報収集、連絡手段
・テレビ:YouTube視聴、VODサービス利用
PCでYouTubeを流しながら作業をする、といったことがなくなりました。
動画を流しているとPCの動きが鈍くなるので、それが解消されて快適です。
ですが、意外と変わらないこともあります。
Fire TV Stick購入後も変わらないこと
それは、「じっくり動画を見る時間の長さ」です。
見たい動画をじっくりと見る時間の長さに関しては、PCでもスマホでもテレビでもそこまで変化がないことに気づきました。
ただ、テレビで流していると、見たい動画を見終わった後もそのまま流し続け、何となく耳で聞きながら作業をしたり、家事をしたり、時にはソファで寝落ちたりしています。
そうなってくると、私が気になってくるのが…
YouTube広告についてです。
YouTube広告のテレビ画面への配信について
YouTube広告の配信デバイスは、モバイル、デスクトップ、テレビ画面があります。特に何も設定しない場合、この3つすべてに配信されています。
私が良い例ですが、いま、テレビでYouTubeを視聴する人はどんどん増えています。
Googleが情報発信しているThink with Googleの記事には、下記のような記載があります。
“サイバーコミュニケーションズの調査(*2)によると、2020 年 6 月時点で、テレビで動画コンテンツを試聴している人は 23% と前年 12 月の調査時から増加。テレビ端末をインターネットに接続している人も 50.7% と半年で 9 ポイント以上増加しています。
※2:CCI、国内動画配信サービス・プレイブック、2020 年 8 月”
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/yt-ctv/
実際にYouTube広告を配信してみると、テレビ画面への配信ボリュームはかなり多く、ターゲティングやエリア等の様々な要素に左右されますが、時には50%以上がテレビ画面への配信という場合もあります。
◆テレビでの視聴が増加しているYouTube広告の注意点
ここで、テレビでYouTubeを見る人が増えていることを加味し、YouTube広告配信の注意点について書きたいと思います。
①ターゲットが見ていない、もしくはターゲット以外の人が見ている可能性がある
テレビでYouTubeを見ている人のなかには、私のように、見たい動画を見終わった後も何となく流し続けている人がいたり、家族の誰かが見ている動画を一緒に見ている人がいたりするということです。
実質、スマートフォンやPCのように、狙い撃ちのターゲティングが難しくなります。
②コンバージョンにつなげることが難しい
テレビでYouTubeを見ている場合、Webサイトへ誘導させることはほぼ不可能と言ってもよいと思います。リモコンでは細かな操作が億劫であるため、Webサイトへの誘導、その後のコンバージョンにはつながりにくいと考えたほうがよいです。
ただし、音と映像の両方で訴求が可能なため、商材やサービス認知の拡大、すり込みには大きな効果があります。また、少額から出稿が可能なため、テレビCMの代替として出稿される企業様も多くいらっしゃいます。
③動画が表示される画面が大きい
何よりスマホやPCと異なるのが、画面の大きさ。テレビ画面の大きさに耐えうるクオリティの動画である必要があります。
YouTube広告配信のポイント
以上の点を踏まえ、下記のポイントに気を付けて広告を配信する必要があります。
①目的と指標を明確に定める
どんな施策にも共通して言えることですが、配信の目的と指標を明確にして配信していきましょう。コンバージョンの獲得を目的とするならば、YouTube以外の媒体への広告出稿を検討したほうがよいかもしれません。
また、YouTube広告にはクリック課金と視聴課金の2パターンがあるため、それによって指標も変わってくるはずです。
②目的によって配信デバイスを変更
前述した通り、テレビ画面へ配信されたYouTube広告からWebサイトへ誘導させるのはとても難しいです。認知拡大なのか、誘導なのか、目的をはっきりさせ、配信デバイスを絞ることを推奨します。
③想定するターゲットが視聴しないと推測されるチャンネルを細かく除外設定
例えば、高校英語について解説している動画チャンネルを視聴しているユーザーは、幼児向け商材に関心を抱かない確率が高いですよね。
明らかに視聴ユーザーがターゲットと異なると考えられるチャンネルは、配信除外していくことをおすすめします。
④動画クリエイティブを定期的に変更する
YouTube広告は音でも訴求可能であることが良い点ですが、反対に、何度も同じフレーズが耳に入ることで、ユーザーにネガティブな印象を持たれかねません。定期的に動画クリエイティブを変更する、もしくは期間を定めてエリアを変更していくとよいと思います。
少し長くなってしまいましたが、テレビでYouTubeを視聴し始めて改めて実感したことから、YouTube広告配信のポイントを整理してみました。
JDCでは日々、最新情報をキャッチアップし、お客様のその先のお客様へ適切な情報が伝わるよう、ご提案しております。
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イン・ドア子卒業がさらに遠のいた、荻久保がお届けしました。
荻久保(ニックネーム:イン・ドア子)