#106 ユーザーの心を動かす!色が与える印象
つるまう日記 2023.03.06
皆さんこんにちは。
JOETSUデジタルコミュニケーションズの田部井です。
早いもので2月も終わり、いよいよ春がはじまりました。
私は毎年、目や鼻のかゆみで春がやってきたなと感じています。
環境省によると、今年は東京や神奈川、兵庫など12都道府県で花粉飛散量が10年間で最も多いとのことです。
ニュースでよく見るのは杉の木から飛んでいる「黄色みがかった粉」。
この色を見ただけでも鼻がムズムズしてきます。
色というものは、人間の心理に大きな影響を与えるものです。
今回はユーザーの感情を動かす色の効果についてご紹介します。
色が与える印象
私は学生時代、ノートを5色セットで購入し、教科ごとのなんとなくのイメージで色分けしていました。例えば、国語、英語は赤系、数学は青、理科は緑、社会は黄色のように。
以下のグラフは、高校生の日常生活・学習に関する調査で、各教科から連想する色について
挙げられた回答をまとめたものです。
現在の高校生でも、同じように色分けをしているそうです。
参考:https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/h201809/chapter7/07.html
英語と国語は赤やピンク、数学は青、理科は緑、地歴・公民はオレンジや黄色を連想する
人が多いようです。
生まれた国や文化、環境によって違いはありますが、色はそれぞれ異なる印象をもっています。日本メディカル心理セラピー協会によると、
赤 :情熱・活発。エネルギッシュ/警戒
黄色:幸福・楽しい/注目
緑 :自然体・穏やか・平和
青 :知性・冷静・誠実/悲しい
といった色の印象効果があります。
教科のイメージに合わせてノートの色分けがされているともいえます。国語の物語から得られる熱い感情や躍動感から赤を、数学の知的なイメージから青、理科は自然について学ぶから緑が連想されるのではないでしょうか。
参考:
https://www.domap.net/iyashi/color/色の印象と色が与える心理効果/
このように、コンテンツの特徴と色のイメージは深く結びついています。
色の使い方はそのコンテンツのイメージに大きな影響を与えるといえます。
WEBサイトを作成する際には「目的、用途に合わせてサイトカラーを決めること」と、「伝えたい内容とそのイメージカラーを揃えること」はとても重要なポイントになります。
テーマ別選ぶべきサイトカラー
①価格訴求・キャンペーン訴求したいサイト:赤
赤は注目を集める色なので、広告や商品パッケージに多用されます。販売色や購買色とも呼ばれ、バーゲンには欠かせない色になっています。
②「にぎやか」「希望」「幸福」のイメージを与えたいサイト:黄
黄色は見ているだけで心を弾ませ楽しい気分にさせてくれます。また、心理的に集中力をアップさせる効果もあるため、学習関連のサイトにも利用されています。
③安心・安全を象徴したいサイト:緑
緑は興奮を鎮めたり、目の疲れを癒す効果があります。
まさに自然を象徴する色であるため、ナチュラルな雰囲気を出したいときにはぴったりな色です。
④「さわやかさ」「知性」「若さ」を感じさせたいサイト:青
青は情熱を意味する赤とは反対にさわやかさや、知性、冷静さを感じさせてくれます。
JDCのパートナー企業ソウルドアウト社でも色の活用方法についてのブログがございます。
成果を上げる配色について検討している方はぜひ、ご覧ください!
参考:https://liskul.com/wm_cpsychology-4111
むすびに
いかがでしょうか。色を使い分けることで、ユーザーに異なる印象を与えることができます。サイトカラーを検討する際に、少しでも参考になれば幸いです。
JDCでは、こちらのJDCかわら版や月に1回発行されるJDCジャーナル、
お役立ち資料などでデジタルマーケティングに関する情報を発信しています。
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田部井(ニックネーム:くるくる)